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香港と深センの関係について~地理・歴史・政治・経済~

香港と深センは、中国南部を代表する大都市であり、19世紀から互いに影響しあって発展してきました。両都市は、歴史的に見ても大きく変化を遂げている地域です。香港と深センの都市の地理・歴史・政治・経済的な結びつきなどについてご紹介致します。

1.地理的な関係

香港は、正式には中華人民共和国香港特別行政区といい、中国の中では昔から特別な位置付けの都市です。一国二制度における自由経済と自治が認められた特別区であり、1,100km2 余の面積に700万人を超える人々が居住する世界有数の人口密集地域で、高層ビルが林立する景色は圧巻です。

そして香港の新界の北側に深セン市があります。現在の深セン市は経済特区であり、地域の人口は1,400万人を超えています。深セン市は香港の九龍(クーロン)半島の付け根に位置し、深セン湾と深セン川によって、香港との境界を定めています。香港と深セン市は、鉄道(広深線)、道路、フェリーなどによって結ばれています。

2.歴史的関係

1839年に清朝とイギリスの間で起きた阿片戦争により、九龍半島と香港島の領域はイギリス領となりました。それから150年以上の時を経て、香港は世界に名だたる都市へと発展を遂げました。

一方で深センは20世紀初頭までは小さな農村でしたが、香港との境界に深セン墟と呼ばれる町が作られ、香港国境の街として人口を徐々に増加させていきました。1953年に香港と深センを結びつける鉄道(広深線)が開通したことによって、深センの人口は増加し始めます。

さらに1980年には鄧小平の改革開放政策によって、深センは経済特区に指定されて飛躍的な発展を遂げます。香港の人口の大半は広東人であり、公用語は広東語です。一方で深センは広東省の中にあって、広東語よりは北京語が公用語として使用されているなど独特な面もあります。

香港の居住者の多くは、第二次大戦前から戦後にかけて、共産主義体制を嫌気して移住してきた人々です。1997年7月1日、イギリスが香港を中国へ返還したことにより、香港にとって深センは別の国の都市から同じ国の都市へと移行しました。香港は既に中国化しているといっても、イギリス時代の民主主義に戻そうとする意識を持つ人々が多く、近年にも度々民主化を求める反政府デモが起きています。

3.政治的関係

香港は、イギリス領から中国に返還されて以降、社会主義国である中華人民共和国の中で2047年まで資本主義システムが継続して採用されることになっており、行政、立法、司法共に特別な状態を維持しています。

香港の外交権は中華人民共和国中央政府に帰属しますが、基本法の規定により香港特別行政区は経済社会分野の条約の締結、国際会議や国際機構への参加が単独で行う事が認められ、外交上も一定の独立性を保っています。

こうした特別行政区の制度により、香港は返還後も、ロンドン及びニューヨークに次いで、世界第3位の国際金融センターという重要な位置を占めています。また低税率や自由貿易により、資本サービス経済を継続し、世界有数の1人当たりの所得を有するエリアとなっています。

返還以降、中国との交流は活発になっていますが、香港人が中国に入るには、パスポートや香港身分証ではなく、港澳居民来往内地通行証が必要とされています。こうした中国本土と近接し、中国本土から香港を訪れる人が最も多いのが深センとなっております。

4.経済的関係

現在の深セン市は、中国国内では首都の北京市、上海市、広州市の後に続く、4番目の経済都市となりました。香港は世界で最も超高層ビルの多い都市で、その数は2,300棟を超えますが、深センでも都市の高層化は加速しており、金融センターとしても重要な位置付けとなっています。

深セン市は1980年に経済特区に指定されて以来、外国投資を誘致し、製造業を中心として発達してきましたが、近年は情報通信産業やサービス業も急速に発展し、香港との交流もより一層強くなっています。

香港資本の会社が深センでビジネスを展開するといった資金の結びつきや、深センに居住する香港人は6万人以上になったりと人的交流も強まっています。また外国人の中には香港に住み、深センで仕事をするといったビジネスマンも見受けられます。これは、香港に比較して深センの治安が悪いためです。

また香港に比べると深センの方が物価が安いため、香港住民は隣接の羅湖区へショッピングに訪れる事も多く、逆に深センの住民が良質な商品を香港で買い、それを深センで転売して利ザヤを稼ぐ事が横行し、香港の住民が品薄になり困っているといった事がニュースになったりもしています。

なお、2014年の香港の1人あたりGDPは39,871USドルで、これは世界で24番目となります。一方で同年の深セン市のGDPは10,628USドル(約113万円)まで上昇し、中国国内では最初に1万USドルを超えた都市となりました。深セン市は香港と隣接することによって、GDPの拡大が顕著に見られるなど、経済面での成長が著しくあります。

香港に与えられた特別行政区が2047年に終了して以降、香港と深センがどのような姿になるかは予想できません。しかし、香港と深セン、そして広州の連携によって、香港・深セン・広州を合わせたエリアが上海を抜き、中国一の経済発展を続けている事が予想されることでしょう。

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